ISTPの性格特徴 現場主義的ボッチ
ISTPの性格を一言で言うと実務家
【キーワード】沈着冷静・現場主義・寡黙・臨機応変・身体を動かす・現実的・一匹狼
心理機能
優勢:Ti(内向的思考)
補助:Se(外向的感覚)
代替:Ni(内向的直観)
劣等:Fe(外向的感情)
このタイプと思われる有名人
ジェームズ・ボンド
トム・クルーズ
マイケル・ジョーダン
天才は常に孤立して生まれ、孤独の運命を持つ。 -ヘルマン・ヘッセの格言
ISTPの性格特徴を解説
ISTPは基本的に一匹狼タイプです。基本的に他者に干渉することも、干渉されることも望まず、一人で過ごすことを好みます。
あまり人とは打ち解けず、一見するとプライドが高く他人を寄せ付けないような印象を与えますが、ごく親しい信頼できる仲間とだけ、その関係を楽しみ行動を共にします。
それでも私的なことに関しては寡黙で自分のことを話そうとはしません。身近で信頼できる親しい友人にさえ自分の本当の気持ちを明かさないので何を考えているか分からないと感じさせます。
ISTPは独立心が強く、冷静で、感情を抑える力があります。地に足がついており、何事に対しても動じず、平常心を持ちとても落ち着いて対処します。
論理的分析力や観察眼が鋭く、常に冷静に考え、臨機応変に対応することを心がけます。 そのためちょっとやそっとのことで慌てたり気後れしたりイライラしたりせず、沈着冷静でドッシリと構えることができます。それだから危機に直面しても、慌てずに手際よくテキパキと問題を解決していくのです。
現実的で実務家のISTPが関心を寄せるのは、身体を動かすことです。
身体を使ったスポーツやアウトドア、メカや機械や道具を扱うことです。反対にあまりに複雑なことや、抽象的なこと、身の回りのことから遠いと感じられること、人とのコミュニケーションには興味を抱けません。
実用的な機械や装置が動く構造を理解し、ものづくりや修繕やメンテナンスすることが得意です。メカに強く手先が器用で車やバイクなどをイジることを好みます。パソコンやカメラなどの機械にも興味を持ち、試行錯誤しながら、仕組みと働きを理解します。
現実的で実務的なので、問題があれば言葉であれこれ語ったり、話し合いを重ねたりするよりも、実際に行動して解決しようとします。たとえば会議で長々と話し合うよりも、現場に出て自分の目で見たり触れたりしてするほうが性にあっています。
ISTPの短所
メカに強くモノが壊れればすぐに修理しますが、人の気持にを汲み取るのはめっぽう弱く相手の感情を察することができません。沈着冷静で合理的ゆえに、不合理で理不尽なところがある人間心理に混乱し、人間関係のいざこざに嫌気がさして、関わらないようにします。
また冷静かつ客観的に決断を下し批判的な物言いをする事があるため、感情タイプにとっては相手が傲慢で無情だと思うところがある。
社交があまり得意ではなく孤立しがち。ひとりで過ごすのを好みし、何かあれば話すよりも黙り込んでじっくりと考えることをします。そもそも世間話など他愛のない興味ない会話には付き合いたくないと思ってます。
自分から気持ちを表現するほうではないので、相手からすれば何を考えているか分からない人と思われます。
臨機応変なのですが、ギリギリまで決断できず、衝動的になることもあります。
事前に先々のことを見据えて計画したり、将来を見越してお金をためておくのも不得意です。室内が雑然としても気にならないし、懐に余裕がなくても衝動買いします。
また決まりきった事を好まないので、日々の繰り返しである家事を嫌い、重要な締切を守れないことさえあります。それだから、やるべきことを終わらせる前に途中で放り出してでも伸び伸び楽しむことを優先します。
ISTPの長所
他のタイプから見るとISTPは沈着冷静で落ち着き、自信に満ちているように見えます。それもそのはず。彼らは人の意見や気持ちに流されることはなく、感情的に大げさな反応をすることも滅多にありません。人の感情さえ分析しようとする傾向にあります。
本人は無口でプライバシーに干渉されることを嫌い、感情を自制し自ら感情を表に出すことをしません。知的なものが好きで感情的な考えを嫌い、知性で考え、批判は理性的に受け止めるため傷つきません。
人からどう思われようが知ったことではないし、のんきで無頓着です。そのため、あまり人間関係に患わず、いつも気楽でのんびりくつろいだ態度を持っています。
他のタイプは将来のことを心配して取り越し苦労をすることがありますがISTPは未来について考えて不安になることはありません。現在この瞬間を楽しみたいし、遊ぶのが大好きで、今している作業に没頭したいと思ってます。
組織も苦手で制約を好まずルールや制限のないところで、自分の本能に従って自由気ままに行動したいと思ってます。
人生をありのままにとらえるため、物事の裏の意味や意図を考えることなく、大半のことを額面通りに受け入れます。現在に生きており、あまり計画は立てませんが、前もって計画を立てなくても状況に応じて楽しむ力があります。
人との付き合いに関心を持つよりも、スポーツや機械いじりなど衝動に任せて身体を動かすことだったり、スリルや冒険、愉快なことに関心をもちます。メカに強く、手先が器用なのでものを直すのが得意です。
また私生活ではスリルが伴うようなスポーツ―オートバイなどのレース、スキーやスノボーなど―をして楽しめます。
ISTPタイプが対人関係で良好な関係を築くためには?
自ら心を開く
自らの気持ちを的確に話すのが苦手で自分のことは話しません。ぶっきらぼうな態度でときには無礼に感じるときさえあります。話し合いが苦手なので黙り込んで背を向けるため溝が深まるばかりです。
むしろ話しあいをしなくても声に出さなくても分かると考えているところさえあるかも知れません。他人は黙っていても分かりません。自ら心を開いて何を感じ何を考えているかを語りましょう。
やさしく接して、お世辞を言い、微笑み、愛情や感謝の言葉を表現してみましょう。
人間関係を大切にする
そもそも人にあまり関心がなくて、人と関わりを持つよりも身体を動かしたりスリルと愉快なことをしたりする方が好きなので人間関係がおろそかにしがちです。
そのため社交的で交流好きな人とは意見が合わないでしょう。
ときには社交に参加してみましょう。もっと優しく思いやりを持ち、ひとの気持ちを察するようにしましょう。自分の感情を表現したり、人に優しくしたり、ときには感謝を言ったり、大切な人と関わったりするようにしましょう。
言葉による表現をしてみよう
一人の時間を好み、口数が少なくもの静かであまり自分の事を話しません。あまりにも寡黙で自分のことを喋らないので、他の人からは態度がよそよそしいと感じ、それが元で相手が怒りを溜め込んでいる可能性がありますが本人は気づいてないことが多いです。
熟年離婚される可能性が高いタイプかも知れません。ISTPは気持ちのつながりや言語的コミュニケーションよりも、身体のふれあいを大事にしています。
そのため相手に共感したり言葉による愛情表現をしたりするよりも、セックスやプレゼントやお土産を買うこと、気前よくお金をつかうことが愛情表現だと思っています。
そしてたとえ本人が深い愛情を持っていても、それを言葉で表現しようとしないため、言葉による愛情表現を求める人に寂しい思いをさせることになります。たまには相手の好きなところ、長所や、日頃の感謝を言葉にして伝えましょう。
ISTPタイプが今後の成長に向けて注意を払うこと
やることをきちんとやる
変化には臨機応変で柔軟に順応しますが、それが裏目に出ると衝動的で責任感がなく物事を途中で放り出してしまいます。
遊びの誘惑に抵抗して、衝動をおさえて、始めたことは最後までやり遂げ、やると言ったことはやり遂げ、約束したことは守るよう責任を全うしましょう。
感情を軽くあしらわないこと
ISTPは人の感情を軽視しているところがあります。
複雑な理論、目新しい考えには懐疑的で革新的で創造的なアイディア、将来起こりえる可能性あること、抽象的な概念、感情的なことを話す人のことを退屈に思って最後まで話を聞こうとしません。
そういう人の話を最後まで辛抱強く聞いてあげたり気持ちを理解するように努め、人の気持ちを敏感になり、コミュニケーションをはかり、人生の意味などを考えるようにしましょう。
ISTPに尽くしてくれる人がいるなら感謝の言葉を言ったり、お互いの共有する時間をつくり寂しい思いをさせないようにしましょう。
物事の全体像にに目を向ける
観察眼が鋭く常識があり事実や細かいことに強い実務家ではありますが、将来や細部ではなく全体を見通すことは苦手です。
今後は全体像に目を向け、物事のつながりを理解したり、行動の結果が将来に及ぼす影響を考えるようすると良いでしょう。物事の表面だけではなく深い意味を考え、曖昧な出来事のつながりに目を向けてみましょう。物事の裏の意味を考え、体験したことに意味を見出してみましょう。
ISTPタイプとのコミュニケーションのとり方は?
続いてあなたが別のタイプで、ISTPタイプとコミュニケーションをとる必要があるなら、下記の事に留意しましょう。
ISTPが嫌悪感を感じたり不満をもつこと
- ひとりで過ごす時間を邪魔されること
- プライバシーに干渉されること
- 社交の場に参加させられること
- 表面的な会話や興味のない話には付き合いたくない
- プライバシーを他人に漏らされること
- 感情的な人
- 抽象的で現実的ではない曖昧な会話
- 興味のない世間話
- 厳しいルールを押し付けられること
- 制約や慣習などに縛られること
ISTPがされて嬉しいこと
- 趣味や関心事に付き合ってもらえること
- 冒険や遊ぶこと
- スポーツやアウトドアなどの趣味を理解してもらうこと
- 自分の関心事を追求する自由をもらえること
- スリルや五感を通した刺激を感じること
- 余計な詮索や干渉されないこと
- プライバシーを大事にしてもらえること
- 一人で考える時間をもたせてもらうこと
- 自由にのびのびさせてもらうこと
- 細かなことをガミガミいわれないこと