ISFPの性格特徴 感受性豊かな無口

ISFPの性格特徴 感受性豊かな無口

 

ISFPの性格を一言で言うと調和を愛する繊細な人

 

【キーワード】優しさ・忠誠心・世話好き・あたたかさ・のんびり・感受性・誠実

 

心理機能

優勢:Fi(内向的感情)
補助:Se(外向的感覚)
代替:Ni(内向的直観)
劣等:Te(外向的思考)

 

このタイプと思われる有名人

アヴリル・ラヴィーン
マイケル・ジャクソン
ブリトニー・スピアーズ

 

愛情がこもっていて無口な人こそ、人生の伴侶としてふさわしい。
-亀井勝一郎(大正~昭和の文芸評論家)の格言

 

 

ISFPの性格特徴を解説

 

ISFPは情け深く、優しくて思いやりにあふれ、感受性が鋭いです。とても辛抱強く忍耐強く、柔軟性があり変化には抵抗せず大人しく従います。

 

自分が過去に学んだものや、経験から感じたものに興味を持ち、ごく単純なことに喜びを見出します。何かを前もって準備したり将来の予測をしたり計画を立てたりするのは苦手で、目の前のことに完全に没頭しやすいです。

 

そんなISFPは16タイプの中で最も遠慮がちで控えめで無口なタイプといえるでしょう。独自の感じ方や価値観を重視していて、他人からの評価を気にして、よく見られようと自分を取り繕うことはありません。

 

人の不幸や苦しみに最も心を動かされますが、そうした感情を表面(表情や言葉や態度)には出さず冷淡な態度を装っています。ただ心の中ではものすごく複雑な感情が渦巻いています。

 

感受性が強いため、人に対して素直に自分の本心を表現することが苦手で、そうした自分の感情を表に出すことは滅多にありません。しかし、とても仲が良く深く信頼している相手にだけは本心を打ち明けます。

 

人付き合いに関しては、ごく少数の信頼できる人とだけ付き合うのを好みます。ISFPはプライバシーを何より尊重するので、信用に値する相手を吟味して時間をかけて選ぶので、ISFPと友達や恋人関係になるまで時間がかかります。

 

それでも一度、深い関係になるとその人のためによく尽くしてくれます。その人の悩みを一緒になって背負ってくれたり、問題に首を突っ込んだりして行動で忠誠心を示し非常に頼りになる味方となるでしょう。

 

調和ある人間関係を望むため、対立や意見の違いを気にして中立的な態度をとり、他人の行動をありのままに受け止めます。そのため他人をコントロールしたり命令に従わせることは好まず、他人の行為や考えを批判することはめったにありません。

 

自分の心の平穏を大切にしており、私生活を人に明かそうとはしません。仕事よりも家庭や友達・プライベートのほうが大切だと思っています。

 

自分が積極的に何かを企画したり、集団の先頭に立ったりして周囲を引っ張っていくのではなく、舞台裏で自分の好きな少数の仲間とともに平穏に暮らしたいと願っています。

 

ISFPには独自の感性と美意識があり五感で感じたことに敏感で、物事の美しい面と汚い面の両方からみて価値を判断することができます。たとえば、ある有名なアーティストの絵画を見て周りの人が絶賛していても、このタイプの人だけは心の中で「退屈な絵‥」とか思ったりしています。

 

もちろんその気持ちを信頼できる人以外に対して、表に出すことはありません。本当は感情豊かなのですが、知らない人から見ると、表面上はとてもクールで何を考えているか分からない人に見えます。

 

また五感で感じることや美しいものが好きです。体を動したり、運動したり、手先を使って創作したり、スポーツ観戦や絵画鑑賞したり、海や山や花など自然が好きです。人生の美しさや楽しさを体験したいと思っていて、体験したことは細かいことまで覚えています。

 

 

 

ISFPの短所

 

ストレスを溜めこみやすい

人との調和を大事にすることと、忍耐強く辛抱強いところが災いすると、何でもかんでも一方的に我慢して気持ちを溜め込んでしまいます。どんなに怒ったり悲しかったりしても、ぐっと堪えて耐えようとします。

 

また感受性が豊か過ぎるので、仲が良い人に対する同情心があまりにも強くなってしまい、その人の悩みまで自分ごとのように捉えてしまい一緒になって心配したり悩んだりしてしまいます。

 

自分自身の気持ちを抑え、相手に尽くしすぎることで、疲労やストレスを抱えてしまい、いつか身体を壊してしまう恐れがあります。

 

刹那的になりやすい

 

何かを前もって準備したり、長期間な計画を立てたりするのが苦手で刹那的になりやすいです。のんびり屋でスケジュールや締めきりを守れないときがあります。

 

そして無駄遣いが多くお金の管理が不得意で、家事をしたり整理整頓や片付けたりするのも苦手です。

 

いま現在のことに集中するため、視野が狭くなりがちで、未来から物事を考え逆算した行動はあまりしません。そのため今現在に存在しない可能性を探ろうとせず、そのためのやる気もありません。

 

たとえば就活をするとき、「将来こういう仕事がしたい!だから前もってコレコレこんな準備をしよう」という計画はたてず、過去に経験があったり今すぐ就職できそうな仕事を探したりします。

 

傷つきやすい

 

繊細で感受性が豊かなので感情的で傷つきやすく、今ここにある自分の気持ちを大切にしているので、論理的に考えるのが苦手です。

 

特に否定的な意見や、批判に傷つきやすく、たとえ建設的な批判や意見を言われたとしても傷ついてしまうことが多いです。ストレスが溜まると、人から意見やアドバイスを言われるだけで腹がたち、やたらと意固地になって聞く耳を持たなくなります。

 

さらには、そう言ってきた人を自分の敵であると疑い、「批判する人は卑劣で悪巧みを考えている悪人」のようだと捉え、相手を価値がない人だと貶しめ悪く思ってしまいます。

 

 

ISFPの長所

 

平和と調和を好む

 

思慮深く控えめですから、相手を支配したり、主導権を握ろうとしたり、束縛したり、命令したり、マウンティングをとったりすることは苦手です。喧嘩や争いを好まず、愛情に溢れた心の絆が強い楽しい人間関係を作ります。

 

 

人助けの精神で人に尽くす

 

相手の欲求や気持ちを理解する能力が高く、鋭い観察眼があるため、人が悩んでたり問題を抱えたりすると「いつもと違う」と察することができます。人助けの精神をもち、思いやり持って接し、自分が何しても中断して人のために誠実に尽くします。

 

 

やさしさ

 

初対面の人にはよそよそしく冷たい人だと勘違いされやすいのですが、いったん親しくなれば、とても温かく愛情が豊かな人はいません。上品な物腰で優しく忍耐強く寛容です。

 

堅苦しさはなく、のんびりしており、楽しいことが大好き。周りの人の喜びが自分の喜びでもあるから世話好きで人の気持ちを優先します。人の気持ちを第一に考え、相手を傷つけるようなことはしません。

 

 

ISFPタイプが対人関係で良好な関係を築くためには?

 

 

気持ちを表に出すこと

 

コミュニケーションをとるのが苦手で、基本的には無口なので、相手が疎外感を感じることがあります。

 

ISFP自身が人を傷つけることを心配すぎるあまり、自分が言いたいことも言わず我慢して溜め込むことが多いです。しかし黙っていてもISFPの深い感情を察してくれる人ばかりではありません。自分の気持ちを正直に話されて、はじめて「そんな事を考えていたんだ‥」と理解する人もいます。

 

ISFPが自分の気持ちを伝えるときは恐らく相当に溜め込んで・溜め込んで・溜め込んだ挙げ句に爆発して伝えるため非常に感情的になり、話を大げさに伝えてしまいます。ですからいったん落ち着いて冷静に伝える努力をしましょう。

 

 

責任感をもとう

 

ISFPはとてものんびり屋で、計画性に欠け、あまり将来のことを考えず、お金にルーズで約束や期日を守りません。基本的にマイペースなので、待ち合わせに遅刻をしたり、思いつきで行動したり、家事や勉強の途中なのに遊び始めたりします。

 

また楽しいことが好きなので買い物が大好きです。お金にだらしがなく衝動的買いが抑えられず無駄な買い物をしやすいです。責任感がなく責任感が強い誰かに尻ぬぐいをさせて不公平と不満をもたせることがあります。

 

重要なことは必ず期日を守り、早めに決断を下して、一度始めたことは最後までやりとげるようにしましょう。

 

 

 

ISFPタイプが今後の成長に向けて注意を払うこと

 

 

ときに疑うこと

 

批判的思考がありません。だから自分が「これだ!」と好きになった人のことをとても信じやすいです。たとえば好きなカリスマ的な人物がいたとして、その人が良い人なら問題はないのですが、悪い人物だった場合に問題が起きます。

 

もし悪い人なら、悪い人の言うことを子供のように疑わず何でも信じるため騙されてしまい、最悪の場合は犯罪に手を貸すかもしれません。周りから「怪しい」とか「辞めなよ」と客観的に言われても、本人は批判されたと思って、聞く耳を持たなくなります。

 

ときには常識的な範囲で人を疑うことも大事です。

 

 

自信をもつこと

 

感受性が強く物事を個人的に受け止めすぎて人の言葉に簡単に傷ついてしまいます。相手の建設的な意見でも批判として受け止めてしまい傷つきます。

 

批判や論理的な分析はあなたのためになればと思っていってくれることを忘れずにしましょう。人の意見にいちいち傷つかず、冷静に論理的になり、素直にうけいれる努力をしてみましょう。

 

 

コミュニケーションをとろう

 

ISFPは人の気持ちを第一に考えますが、ISFPと真逆の思考タイプは感情さえも分析したり、物事を客観的に決めたりするに加え、反対の外向型だと口に出しながら考えるので、ISFPは威圧されたように感じて黙りこんでしまいます。

 

意見の応酬は争ってるような気がして避けてしまいます。そうなると一方的に黙り込んで本心を隠してしまい、自分の殻に閉じ困ります。無言でいれば同意してるものとみなされ、気持ちを軽くあしられ、相手に利用されかねません。

 

問題があっても真正面から問題に取り組まず見て見ぬふりします。まず気持ちを声に出しコミュニケーションを取らなければ、相手には伝わりません。

 

自分の欲求を主張し、ありのままの気持ちを告げて、早期に問題を解決するように努力しましょう。自分の気持ちを明確に表現し、断固とした態度をとれるようになるとベストです。

 

 

 

ISFPタイプとのコミュニケーションのとり方は?

 

続いてあなたが別のタイプで、ISFPタイプとコミュニケーションをとる必要があるなら、下記の事に留意しましょう。

 

 

ISFPが嫌悪感を感じたり不満をもつこと

 

  • 厳しいルールや決まりごとでガチガチに束縛されること
  • 責任のあることを任されること
  • 柔軟性がなくて融通が効かないこと
  • 批判的な人や否定的な人
  • 調和を乱されること
  • おしゃべり過ぎる人、大騒ぎすること
  • 内面を見ようとしない人のこと
  • 気持ちを思ってくれない人のこと
  • 横暴な人
  • 人の気持ちを配慮しないこと

 

ISFPがされて嬉しいこと

 

  1. 面白そうな娯楽や休暇に付き合ってもらうこと
  2. 直接的な方法で人に貢献できること
  3. 優しさや思いやりを褒めてくれる人のこと
  4. 存在を認めてくれる人のこと
  5. 外面ではなく、自分の深い内面や価値観を分かってくれる人のこと
  6. 自分が深く信頼する人のために尽くせること
  7. 一人で過ごす時間
  8. 自由にのびのびとすること
  9. 愛情や感謝を表現されること
  10. 気持ちの深いところで繋がっていたい