INFPの性格特徴 夢を追う変人
INFPの性格を一言で言うと夢想家
【キーワード】思いやり、やさしさ、あたたかさ、忠誠心、内省、スピリチュアル、芸術、インスピレーション、理想、信念
心理機能
優勢:Fi(内向的感情)
補助:Ne(外向的直観)
代替:Si(内向的感覚)
劣等:Te(外向的思考)
このタイプと思われる有名人
ウィリアム・シェイクスピア(作家)
ウィリアム・ワーズワース(詩人)
ビョーク(歌手)
良いというのは悪いことだ、悪いことはよいことだ。さあこの靄がかったひどい空を飛んでいこう。光るものすべて金ならず真の恋の道は、茨の道である。 -ウィリアム・シェイクスピアの格言
INFPの性格特徴を解説
INFPは他の何よりも心の調和を尊重しています。物静かで思慮深く控えめ、調和や思いやりを求めます。調和を大切にして、感情を理解したいと思っています。
忠誠心が強く、やさしく、人間関係やコミュニケーションを重んじます。感受性が鋭く、理想を重んじて、誠実なINFPは自分の価値観を優先しようとする気持ちが強いです。
理想家で物事の意味や可能性について考え、内省しない人生は生きるに値しないとさえ思っています。特に芸術方面への造詣や知識を深めたり、人生の意味を探求したいという哲学的な方面に関心が向く人が多いです。
INFPは現在よりも未来に関心を持ち、夢や理想と言ったものに真剣に取り組もうとします。偏見がなく、人の基準や権威に従わず、自分自身の価値観で物事をとらえます。
新しいものに心をひらいており、好奇心旺盛かつ想像力が豊かで、物事の大局や将来性、発展性に目を向け、複雑な問題や未来のことについて考えるのが好きです。
特に芸術や文学、映画や音楽、スピリチュアルなど知的で創造的なものに惹かれます。
そんなINFPは理想家で人間的な成長や生きがいを求め、幸福になる力になりたいと思ってます。終生、人生の意義と心の平和を探求し続けます。個人的な深い価値観に動かされ、自分の信条と行動とを一致させるために情熱を燃やします。
「真実」「完全無欠」といったものを追い求め、自分が正しいと思えないことは決してしません。自分が大切にしている信条や大義は曲げたくないし、個人的に自分が深く信じていることを実践したいと思っています。
そうした自分の理想や信条と言ったものに関しては意志が固く、これだけは譲れないという態度をとります。自分の理想を守るためなら、普段は避けがちな論争をすることもあります。
INFPは基本的には一人で過ごす時間を大切にしています。プライバシーを尊重し、誰にも邪魔されずに読書など自分の関心事の世界にジックリと浸りたいと思ってます。
対人関係においては平和主義で、人との対立は滅多におこしません。
あまり社交に関心が向かず、どちらかというと大勢の友人より、ひとり静かに過ごすか、少数の友人とだけ深く付き合いたいと思っています。少数の友人とは親密な友情をはぐくみ、心の絆を大切にして居心地のいい関係を築きます。
本当は内面が豊かでとても思いやりある人間なのですが、あまりINFPを深く知らない他人から見ると、冷たくて、よそよそしい印象を与えます。
身近な人に対しては細やかな配慮をしますが、私生活に立ち入らせる相手を注意深く選ぶので、冷たく、お高くとまっているように見えます。
本当は感受性が鋭く、同情心が強いのですが、あまり人に好かれないようにも見えます。それはINFPが上辺だけの付き合いや社交を避けようとするからです。
ところが、いったん深く知り合えば、熱意にあふれた温かい人柄だとわかります。そして自分の価値観を時間をかけて理解してくれる人たちを宝物のように大事にします。
人の感情を敏感に感じ取り、心から同情して相手のことをきちんと理解しようとします。自分の価値観に危険が迫らないかぎり対決を避け、他人を支配しようとか、相手を威圧しようとか、高圧的な印象を与えようとは思いません。
自分の感情を力強くアピールするような真似はせず、どちらかといえば無口です。そのため、自分が考えていることを相手に伝えるとき、口頭で述べるよりは、文字に書いて表現するほうが得意です。
このタイプの人間を知るには非常に時間がかかります。
INFPの短所
あまり論理を重視せず、一歩、後ろに下がりものごとを客観的に眺めることが苦手で、思い込みも激しく、何でも感情的にとらえてしまいます。ときに事実を誤解し、トンチンカンなことを言っている自分に気づかないことがあります。
とても繊細で、傷つけやすく、冷静かつ客観的に決断を下す人を冷たく感じます。また人と対立するよりは自分の不満や怒りを抑えて溜め込みますが、主張しないため人から良いように利用されることもあります。
世間的なことに、ほとんど興味がなく周囲で起こっていることに気づきません。たとえば、今流行っているファッションや食べ物とか、ニュースとかそういった事には関心がなくて、頭の中では自分の夢でいっぱいです。
その夢が非現実的であっても、自分ではその現実に気づかないため、他人からは変人に見えあまり理解されません。
INFPは物より心(内面)が大切だと思っています。
内面を重視して、常に自分探しの旅に出ています。理想が高く成長欲が強く、自分に対して要求が多いため「いつまで経っても力不足だ」という思い込みをしています。
そうした理想や成長欲は、お金や社会的地位などの獲得には向かず、非常に抽象的な方向に向いてます。
「人生の意味や意義とは何か?」とか、心の平和を追い求めることで頭の中がいっぱいで、平凡な暮らしや日々のささやかな楽しみなどにはあまり関心がありません。
そうしたことで頭がいっぱいなので、あまり現実に目が向きません。部屋が散らかっていても気にならないし、家事のやり方や、家計のやりくりも不得意です。お金に無頓着で生活面がダラシないところがあります。
INFPの長所
細かいことや現実に囚われることを煩わしく感じ、型にハマらず、革新と創造性を求め、インスピレーションを重視します。
複雑で独創的、感受性が豊かで、ときに不可解ながら謎めいた雰囲気を持ち合わせるINFPは、自分の内面にあるアイディアを表現でき、独創的なものの考え方ができる芸術に惹かれます。
浅い付き合いだと冷たく何を考えてるのか分からず理解しがたいタイプですが、一度深く付き合ってみると、とても思いやりに溢れ、あたたかく優しい人であることがわかります。
愛情に溢れ、世話好きで調和を大切にし、同情心が強くて忠誠心のある事がわかります。
物静かで何を考えてるか分かりにくいのですが、その内面には理想が高く、揺るぎのない信念と芯の強さを兼ね備えています。
それは普通の人には理解しがたいことばかりで、例えば世界平和など、あまりにも非現実的と思えるほどの理想を追いかけているときさえあります。
他にも育児やスピリチュアル、芸術、宗教的な信仰など自分が関心があることに対しては他者が何と言おうと意見が変わることはありません。
INFPタイプが対人関係で良好な関係を築くためには?
明るく自信をもとう!
気分屋で繊細で感傷的なところがあります。真面目すぎて大げさに捉えすぎる傾向があり、小さなことをいつまでもクヨクヨと気に病み、人の悪意のない言葉や、ちょっとでも冷たい態度を取られただけでも傷つきます。
自分自身に何か意見されると、悪い方に解釈しがちで後ろ向きなところがあります。
たとえば良かれと思ってアドバイスされたり、短所を指摘されたり、強く意見されたりするだけで意気消沈し、それだけで自信を失ってしまいます。
さらに人との対立を嫌うので、相手に率直に物申したり、理由を尋ねたりすることができず、黙ったまま根に持ちます。なんでも感情的に受け止め過ぎず、ときに流すことも大切です。
安定を重視したい人もいることを理解する
INFPは現実的で安定したいタイプとは価値観が全くあいません。保守的で安定した予測のつく生活が送りたいタイプとは真逆で、好奇心旺盛で現状に常に疑問を持ち、変化を激しく求めます。
そのため安定を重視するタイプはいつも平安が乱されるように感じます。
現実的な会話や行動よりも、抽象的かつ根拠のない話や可能性がある話などを好み、行動も現実に根ざすというよりも、インスピレーションを優先しています。
たとえば突然インスピレーションが湧き「今の仕事を辞めて、別の未経験の仕事をやる!」といった突発的な行動を起こします。それは今の安定を捨てることを意味しますし、ではその未経験の仕事で食えていけるという根拠はあるかというと全くありません。
ただ本人は変化を望みインスピレーションを重視し可能性にかけて挑戦したいのです。ところがそのような可能性だとか、成功への根拠のない話を信じたくない人もいます。
このように現実的で変化に慎重かつ安定を重視するタイプと、いつまでも可能性に挑戦したいINFPでは意見や価値観が合わないこともあります。
安定したい人もいるということを肝に銘じましょう。
人間関係に問題がおきたら話し合おう
心の絆を大切にしており、対立を避けて気持ちが傷つかないようにします。すぐに話しあいたいタイプとは真逆で、INFPはジックリ考えてから話をしたいと思っています。
それで黙っているので相手は何を考えているか分からないし、一人の世界に没頭しているように感じられます。いつでも自分発見の旅の途中にあり、抽象的なことや漠然とした複雑なことを延々と考えているため理解ができず話についていけません。
問題を直視し、解決しないかぎり、こうした対立によって健全な関係にヒビが入るのは必須です。
INFPタイプが今後の成長に向けて注意を払うこと
対立を避けず気持ちを表現する
調和を大切に、対立や不和を恐れています。イヤなことをイヤと断言するのも苦手ですし、相手の感情に気を使ってしまうために、ノーと断るのも苦手です。
ちょっとしたことを相手に改善してもらいたくても、はっきり口にしないので、どんどんと不満を溜め込む傾向にあります。
いったん問題が起きて関係がこじれると、対立を避けて話あいをせず、自分の気持ちを正直に打ち明けず不安を抱えたまま自分の殻に閉じこもるため、問題が長引きます。
ときには遠慮なく物を言い、気持ちを率直に表現することも大切であり、それが役立つことを学んでいきましょう。
現実に対処する
INFPはのんびり屋でマイペースで計画性がなく、生活面がダラシないところがあります。さっさと用事をすませ、片付けたいタイプとは反対で、部屋は散らかっていても気にせず、家事も苦手です。
規則に縛られず、時間にルーズで、家事や雑用、用事をこなすのが苦手です。
お腹が空いたら何か食べられればそれでいいと思ってるし、期日までにお金を振り込んだり、部屋を整理したり、仕事を片付けずにいつまでもダラダラしたりしています。
そのため、約束を守れなかったり、遅刻したり、締切には間に合わず慌てたりすることがしょっちゅうあります。お金や事実に無頓着なところがあり、現時点な生活が覚束ないこともあります。
もっと事実にも目をむけ、仕事を始めたら責任をもってやりとげ、計画をたてスケジュールを守り物事を秩序立てて行えば効率よくできます。
身の回りを片付け、客観的に細かい部分に注意を払い、始めたことは最後までやり遂げるようにしましょう。
冷静になろう
真面目になりすぎずて、人に過度に期待して失望したり、つまらないことにイチイチ傷ついたりするときがあります。そのため人にあまり期待せず、事態を客観的に眺め、論理的に決断を下し、事実を正確にとらえて個人的な解釈や思い込みを避けましょう。
そして日常生活の平凡な喜びを感じ、明るく気持ちを持ち、一度限りの人生を楽しみ快楽を堪能するようにしましょう。
ときに冒険したり、社交を交えたり、身体を動かしたりすることも良いでしょう。
INFPタイプとのコミュニケーションのとり方は?
続いてあなたが別のタイプで、INFPタイプとコミュニケーションをとる必要があるなら、下記の事に留意しましょう。
INFPが嫌悪感を感じたり不満をもつこと
- 強い口調で何か言われること
- 現状維持
- 厳しいルールや決まりきった手順を強制されること
- 社交を強制されること
- 人の感情に無頓着な人
- 外出や仕事、出世ばかりの人とは合わない。
- 対立や論争など争いごと
- ルールで縛りつけられること
- 日常の雑事が苦手で、それを押し付けられること
- 不和や不仲
INFPがされて嬉しいこと
- ジックリと考える時間をもらえること
- 夢について話したり想像したりできること
- 臨機応変に楽しむこと
- 自宅で静かに過ごすこと
- 言葉で愛情や感情を表現してもらえること
- 自分の考えや感じていることを聞いてもらいたい
- 濃密な人間関係を築きたい
- 気持ちをわかり合うこと
- 本心を打ち明けてもらえること
- ひとりで過ごす時間